フリーについた時、どのような展開で会話を進めれば良いか悩む人は多いでしょう。
フリーで付いている時間は短いので、あらかじめ、パターンを作っておき、そのパターンをベースに会話を展開していくと良いと思います。
パターンとしては
- 導入トーク
- つかみトーク
- 相手に合わせたネタの展開
- クロージング・トーク
という流れがスムーズです。
それでは、それぞれについて説明してみましょう。
1. 導入トーク
営業の世界でも、本題に入る前に、会話をスムーズに進めるための導入トークを使います。アプローチトークとも言います。
フリーでついたお客さんは初対面ですので、なかなか会話のとっかかりをつかむのが難しいものです。
そこで、自分なりの導入トークをつくって、お客さんとの会話をスムーズに入っていけるようにするわけです。
よくある導入トークは
「はじめまして。○○です。よろしくおねがいします。お名前を聞いてもいいですか?この店よく来られるんですか?お年を聞いてもいいですか?」
といった感じですね。
このトークはどの女の子も使うトークですので、お客さんの立場から言うと、「またここから始まるのか」とうんざりしてくることもあります。
しかし、この導入の会話はお客さんの情報を得るための会話ですから、最初に聞いておきたい内容でもあるわけです。
そこで、同じ会話でもあなたなりにアレンジしてお客さんにインパクトをあたえることも考えてみましょう。
例えば
「はじめまして。あれ?どこかで会ったことありますよね?え?初めてですか?
この店よく来られますよね?え、初めてですか?おかしいなあ。じゃあ、夢の中で会ったのかな。
私男性の年齢当てるの得意なんですよ。うーん、二十五歳でしょう?え?違います?あれ、おいくつなんですか?」
といった感じで同じ内容の会話でもお客さんに最初から入り込む会話を自分なりに考え、自分だけのパターンを作っておく方法もオススメです。
そんなにうまくトークを作れないという人は、普通に「はじめまして」から入るトークでもかまいません。
導入トークは時間にして1分程度ですので、仮にお客さんが「またここからかぁ」とうんざりしたとしても、それ以降の「つかみトーク」や「相手に合わせたネタの展開」がうまくいけば十分挽回できます。
導入トークのパターンはいくつか作っておくとよいですが、ひとつでもかまいません。
あなたは同じことを毎回しゃべっているわけですが、お客さんは初めて聞くことになりますので、気にする必要はないのです。
ただ、毎回同じことをしゃべっているわけですので、何十回もしゃべっているうちに、おざなりなトークになってしまうことがあります。
お客さんは初対面であなたがどんな人かを見極めようとしているわけですので、一人一人に対して新鮮な気持ちで、気持ちを込めて話しましょう。
2. つかみトーク
ここで言う「つかみトーク」とは、導入から会話に入って行く前に、グッと相手を惹きつけるワンポイントのトークのことです。
「お!何かこの子は他の女の子と違うな」といった感じで次の会話が弾むように使えると良いです。
例えば、導入で面白い人であれば「○○さんて面白い人ですね」という一言を入れるだけでお客さんはあなたに親近感を持ちます。
また面白いことを売りにしているお客さんであれば得意になって次の会話が弾みます。
導入で照れ屋な感じのするお客さんであれば「○○さんて、なんかカワイイ」といったトークは有効です。
年下の女の子に「カワイイ」と言われて嫌がる男もいますが、照れ屋な男であれば「好感を持たれた」と思って悪い気はしません。
導入であまりしゃべらない人は結構扱いにくいお客さんですが、一か八かで「○○さんて、どちらかというとクールですね。結構私のタイプかも」というトークで一気に惹き付けられる場合があります。
あと、これは昔からナイトワークでは良く使われている手法ですが、お客さんの名前を聞いたあとに「え、お名前○○さんって言うのですか?私昔好きだった人が同じ○○という名前だったんですよ」というのがあります。
お客さんの立場からすると、なぜかそれだけでその女の子に興味を持ってしまうから不思議です。
ただし、その好きだったという男はどんな男だったの?と聞いてくるお客もいますので要注意です。
その時は、高校時代・中学時代で同じ名前だった男の子を思い出してみましょう。
このように、導入トークから次の会話の展開の間に、相手を惹き付けるつかみトークを使うと効果的です。
3. 相手に合わせたネタの展開
新人キャストは、お客さんとどのような会話をすれば良いのか分からないという人が多いです。
これは、ある程度キャリアを積んでも同じことだと思います。
フリーでの会話は、とにかくお客さんが興味を示すことを探ることが大事です。
そのために短い時間で数々のネタ振りをして、お客さんが興味を示したネタで楽しく会話をすることがコツなのです。
しかも、ネタ振りする内容は、自分もある程度興味があり、楽しく会話ができるネタでなければ意味がなく、そういうネタをたくさん用意しておくことが大切です。
考え方として、今あなたが一番興味をもっている内容のネタを振って見るのが良いと思います。
ネタ振りの展開については、また別のところで詳しく解説してみます。
4. クロージング・トーク
営業の世界では、ある程度お客さんが「購入しても良いかな」と思っている段階で、契約に結びつける締めのトークのことを「クロージング・トーク」と言います。
キャバクラにおいても、クロージング・トークは必要です。
いくら話が盛り上がって、気に入ってくれていても、お客さんの心理は「この子いいな~。指名しようかな。でも、もう少し他の子を見てからにしようかな」というところで止まってしまい、なかなか自分から進んで指名しようとしない人が多いのです。
皆さんが、洋服を買うときをイメージしてみてください。
ショーウンドウに飾られた服が目にとまり、ジッと見ていると段々欲しくなりました。
値段を見ると、買えない金額ではありません。買っても決して後悔はしないだろうと思っています。
しかし、その場で店員に「これください」と進んで言える人は結構少ないものです。
多くの人が「他のお店の服も見てから決めようかな」と考えてしまうのです。
しかし、そこで店員が「カワイイ服ですよね?お包みしましょうか?」とクロージングをかけると、思わず「じゃあ、お願いします」と言って、買ってしまうのが消費者心理なのです。
キャバクラのお客さんの心理も同じなのです。
ある程度気に入られているなと思ったら、必ずクロージングをかけるようにしましょう。
キャバクラでのクロージングとは「指名をして下さい」ということです。
でも面と向かって「指名して下さい」とはなかなか言えませんよね。
先ほどのお買い物の例でも、店員さんから「お買い上げでよろしいですか」と言われると、思わず「ちょっと待って」となってしまいそうです。
ですから、洋服屋さんなどでは「お包みしましょうか」というトークでやんわりとクロージングをかけているのです。
そこで、キャバクラでもクロージングトークはやんわりと「指名して下さい」という意味のトークを使うようにします。
クロージングトークの例としては
- 「もうそろそろ呼ばれそうだけど、もう少しここにいてもいいかなあ?」
- 「あ、もうそろそろ呼ばれそう。ねえ、○○さん、よかったら場内指名してよ。もう少しここに居させてよ。だって○○さんと話してると楽しいもの」
- 「あ、もうそろそろ呼ばれそう。時間が経つのって早いですね。もう少しお話したかったなあ。もっと○○さんのこと知りたいなって気持ちなんですけど、場内指名とかダメですか?」
といった感じです。
まとめ
パターンさえ頭に入れておけば、どんどん応用していくことができます。
指名に繋がるよう、お客さんの特徴に合わせて上手く展開していきたいですね!
このあともまだまだ続くキャバ嬢雑学をCHECKして
指名をたくさんもらえるキャバ嬢を目指しましょう♡
次回は「盛り上がるトーク」についてです♡
お楽しみに~!
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