キャバクラの世界で、この女の子はかわいいし、接客も上手だし、絶対トップキャストにあがっていくだろうなと思った子が、数ヶ月経ってもランキングがあがらず、そのうちお店から消えてしまったということがよくあります。
なぜその女の子は成功しなかったのだろうかと、指名しているキャストにその女の子の仕事ぶりを聞いたことがあります。
聞いてみて、なるほどと思いました。簡単に言えば、その女の子はプロ意識がなかったのです。
お店は女の子を採用するにあたって、それなりの女性をスカウトしますし、面接でもキャストとして向いてない女性は不採用にするはずです。
ですから本人がどう思っていようが、キャバクラに入店した女性はプロの目から見てキャストとしての資質を持っている女性ばかりなのです。
ですから、最後はプロ意識を持っているかどうかが成績とお給料の違いにあらわれてきます。
(1) プロのキャストとは
キャバクラは昔の水商売というイメージを変えました。今やキャバクラは気軽に働ける職場になっています。
昼間は学生で夜キャバクラで働いている人。
昼間は会社員として就職していて、夜キャバクラで働いている人。
ある意味それは、お客さんにとって「素人の女の子」と出会えるというキャバクラの魅力でもあります。
しかし、お客さんが「素人の女の子」に興味を持つのは最初のうちだけで、お客さんはキャストに対して支払っている金額に見合うだけの満足がなければ最終的には離れていきます。
昼間は学生であろうが、本業は別にあろうが、キャバクラという空間で接客し、お客さんから代金を頂き、そしてあなたがお給料をもらっている以上、立派なプロなのです。
ですから、まず意識として持たなければいけないのはお金をもらえるだけの接客サービスを心掛けるということです。
お金をもらえるだけの接客サービスとは単にお酒を作り、灰皿を換えるだけではありません。
お客さんがキャバクラに求めているものを提供してお客さんに喜んで帰ってもらうと言うことです。
キャバクラの世界では女の子のことを「ホステス」と呼ばずに「キャスト」と呼びます。
「キャスト」とは『配役・役者』という意味です。お客さんが求めている喜びをどこまで演じきれるかが「キャスト」の価値です。
そして、お客さんにとっては、あなたが主演女優キャストなのだということを忘れないようにしましょう。
ただ、勘違いしてはいけないのは、むやみにお触りしてきたりするなど、いわゆる度を越したサービスを求めるお客さんに対してもガマンしなければいけないと言うことではありません。どこまでを許容範囲にするかを判断するのもプロの仕事です。
(2) 健康管理
プロの鉄則は休まないということです。そのための健康管理もプロの仕事のうちです。
なかなか上位に上がれないキャストと会話すると「キャバクラって思ったより稼げない」と言う女の子がいます。
見た目もかわいいし、接客も上手なのにどうしてだろう?と思ってよくよく聞いてみると、締め日までの間に3分の1くらい休んでいる女の子が多いです。
キャバクラのほとんどのお店が時給制ですから、1日休めばその分お給料が減るのは当たり前です。
また、せっかく会いに来たお客さんもあなたがお休みだとついつい他の店へ行ってしまったりしてあなたから離れてしまうケースも多いです。
ひょっとすると、その日休んでなければフリーで上客と言われるお客さんに指名をもらえたかもしれません。
つまり、キャバクラという世界は休めば休むほど指名が取れなくなりお給料が減っていく世界なのです。
お店と公休のシフト表を作成したら、原則それ以外は休まないということを一番に考えましょう。
そのためには、まずは健康管理です。夜の仕事をしていると生活が不規則になりがちです。
お店が終った後アフターで飲みに行って、その後同僚と待ち合わせて別の店で飲んで、気づいたら朝方で、家に帰って化粧も落とさずにベッドに潜り込んで、目が覚めたら既に夕方で遅刻寸前、こんな経験ありませんか?
こんなことを繰り返していて体調を壊さないほうがおかしいです。
最初のうちは若さに任せて無理がききますが、そのうち体調に異変が生じます。
- 睡眠はちゃんととりましょう!
- 適度の運動をしましょう!
- 1日数十分でもいいですから太陽の光を浴びましょう!
- 飲み過ぎないように注意しましょう!
明るく元気で素敵な笑顔を毎日お客さんに見せることができるキャストが本当のプロのキャストです。
(3) 目標を持とう
キャバクラの世界に入ってくる女性の動機は様々です。
- 将来お店を持とうと考えている人。
- 借金を返済するために高収入を求めてキャバクラの世界に入ってくる人。
- 昼間本業を持っているが本業の収入では生活できないため、生活費の補充のため短時間で高収入を考えて入ってくる人。
- 特にやりたいことが見つからず、友達に誘われるままキャバクラの世界に入ってくる人。
どんな動機でキャバクラの世界に入った人でも目標はちゃんと明確に持ちましょう。
将来お店を持とうとか、借金返済のためといった明らかな目標がある場合でも、例えばお店を持とうと考えている人であればそれを何年以内に実現するのか?そしてそのためにいくらお金を貯めるのか?どんなノウハウを身に付けるのか?という具体的な目標をきちっと立てましょう。
借金を返済するためであれば、その借金をいつまでに返済するのかをきちっと目標として立てましょう。
そうしなければ何年働いてもお店は持てませんし、借金もなくなりません。
生活費の補充のためであるとか、特にやりたいことが見つからずという人は目標は立てづらいかもしれませんが、どんな小さな目標でも良いですから自分なりの目標を持ちましょう。
例えば色んなお客さんと話して自分のやりたいことを見つけるというだけでも良いですし、とりあえず2年間は何があっても頑張って働き、この世界でどこまで出来るか自分を試してみるでも良いです。とにかく目標のないことには良い仕事は出来ません。
まず大きな目標を持ち、その目標を達成するために半年単位、1ヶ月単位、1週単位の目標を持つようにします。
例えば5年後にお店を持つために3000万円貯めるという目標を持ち、そのためには毎月50万円の貯金が必要だから、生活費を含め月に最低80万円稼ぐ計画を立て、80万円稼ぐための各週のポイント計画を立てるということです。
そして同時並行で5年後に経営者になるための勉強を最初の2年はお客さんの中から経営者を見つけ様々な話を聞いて勉強し、3年目からは経営の仕組みや財務関係の勉強をするといった、具体的な計画を持つことによって大きな目標が叶えられてくるわけです。
プロとは計画性のある仕事をする人です。確かな目標を持つことによって今の仕事一つ一つに意味が付いてくるのです。
(4) 人気キャストの接客術を盗め
プロは絶えず自分の技術向上に力を注いでいるものです。他人の良いところもドンドン取り入れて自分のものにしていくことを考えましょう。
ナンバーワンキャストも初めから接客の達人であったわけではありません。
自分で考えた接客術と先輩から教わった接客術、そして他人から見て盗んだ接客術で自分なりの接客術を生み出しているわけです。
そしてナンバーワンと呼ばれるようになってからも、例えそれが新人の接客でも良いところはドンドン盗んでいます。
絶えず自分の技術向上に力を注いでいるキャストがプロのキャストなのです。
例えばグループのお客さんに付いたとき、他のキャストの会話やしぐさを注意して見ましょう。
「このタイミングでこんなしぐさをするんだ!」と参考になるケースも多いと思います。
お客さんがいなくて待機席に座っている時も客席が見渡せる店なら他のキャストの接客を勉強しましょう。
会話までは聞こえなくても、来店時にお客さんの席につくときのしぐさ、席を離れるときのしぐさ、他のテーブルから戻ってくるときのしぐさなど参考になることが沢山あります。
人気キャストのヘルプに付いた時等は、お客さんに指名キャストといつもどんな会話をしているのか聞いて見ましょう。
そうやってひとつひとつ人気キャストの良いところを取り入れ、自分なりの接客術の向上を図るようにしましょう。
(5) くじけない強い意志を持つ
どんな仕事でもお金を稼ぐということは大変なことなのです。時給1,000円のファースト・フードのアルバイトでもお金を稼ぐ以上苦労はあります。
キャバクラの仕事はその何倍もの時給をもらうわけですから、ファースト・フードのアルバイトの人の何倍もの苦労があって当たり前なのです。
そして今あなたがツライと思っている何倍もナンバーワンのキャストは苦労をしているということを知っておきましょう。
誰からも『プロ』と認められる人は結局、どんな苦労があっても、くじけない強い意志を持ち、諦めなかった人のことなのです。
まとめ
自分がどんな意識でいるのか、成績やお給料にあらわれるもの。
プロの「キャスト」としての自覚を持って、日々しっかりと接客を極めていきましょう!
このあともまだまだ続くキャバ嬢雑学をCHECKして
指名をたくさんもらえるキャバ嬢を目指しましょう♡
次回は「接客の失敗例」についてです♡
お楽しみに~!
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サービス業を中心とした経営コンサルタント。「新版 キャバクラの教科書Gold ナンバーワンになるための44の上級テクニック」や「新版 キャバクラの教科書Silver お客さんのココロをつかむ33の実践テクニック」など、一流を目指すキャバクラキャストのためのマニュアルを多数執筆。