派手な髪型にセットしてもらい、キレイなドレスをまといお客様の接客をするというキャバクラは、一見するときらびやかな世界のように思えますよね。
その反面、キャバクラを舞台にしたドラマや漫画では、“派閥”や“いじめ”をテーマに描かれているものも多くありますので、キャバクラでは“派閥”や“いじめ”が日常茶飯事に行われていると思っている人も多いかと思います。
キャバクラ嬢の同僚というのは、基本的には同世代の女の子ということになります。
店長やボーイさんは男性というお店の方が多いですが、圧倒的に女の子の人数が多い職場です。
それに、キャバクラでの主役はあくまでキャストたち。
女の子同士が同僚であり、ライバルということになります。
そういう理由から、女の子同士の醜い争いごとが日々、行われていると思われがちです。
しかし、“派閥”があってもアットホームなお店もあるんですよ!
私が入店していたお店の中にもアットホームで女の子同士仲が良いお店もありました。
そこで今回は、キャバクラの“派閥”とは一体どんなものなのか!?
キャバクラでの“いじめ”の対処方法などを含めてお伝えしたいと思います。
“派閥”とは!?“派閥”ができる理由とは…
まずは、“派閥”ができる理由をお話ししたいと思います。
“派閥”ができるのは女の子特有のヒエラルキー制度のせいなのではないでしょうか。
先にも書きましたが、キャバクラは女社会です。
学生の頃を思い出してもらうと分かりやすいかと思います。
男の子たちがわりとみんなで仲良くするのに対し、女の子はどうでしょうか。
みんなで仲良くするというよりは、仲良しグループというものを好んで作っていたかと思います。
分かりやすく言うとこの仲良しグループというのが、キャバクラで“派閥”と呼ばれるものなのです。
“派閥”から“いじめ”へ
一度キャバクラで“派閥”ができてしまうと、その“派閥”のメンバーで固まるようになります。
基本的に、女の子は群れることが好きです。
どこかで待ち合わせて一緒に出勤をしたり、待機では常に“派閥”のメンバーで固まったり、帰りもメンバーでご飯を食べに行く。
休みの日も一緒に飲みに行ったり…ととにかくグループで固まることが多くなります。
そして、自分たちとは別の“派閥”の女の子や一匹オオカミで頑張る女の子の悪口を言うようになります。
これも女子特有のものだと考えられます。
共通の敵つまり、ターゲットを作ることで“派閥”の団結力は深まり、仲がより親密になるのです。
自分たちの“派閥”以外で気に入らない女の子の荷物を隠したり、ホスラブという水商売の人が利用するインターネット上の掲示板にあることないこと悪口を書いたりと陰湿な“いじめ”へ発展してしまうこともあるのです。
また、同じ“派閥”内から関係が悪化してしまい、“いじめ”に発展してしまうケースもありますので注意が必要です。
「自分より目立ちすぎるとムカつく!」
「あの子は、店長のお気に入りで目障り!」
などという感情も女の子特有の僻みから、仲が良かった関係が悪い方向へ向かってしまうこともあるのは事実です。
ドラマで見るような、ドレスを破かれている女の子を私は見たことはありませんが、財布を盗まれたり、出勤前に買い物してきた洋服を盗まれたり、ホスラブに「枕営業だ」とか「ホストに貢いでいる」などと書かれたり…
“いじめ”を受けている女の子を何人か見てきました。
もちろん、“いじめ”をする方が悪いのですが、事前に標的にされないように気を付けることも重要かと思います。
“いじめ”の標的にされないようにするには!?
では、キャバクラで“いじめ”の標的にされないようにするにはどうすれば良いのでしょうか。
いくつか方法をご紹介しますので参考にしてみてください!
その1:全員にあいさつ
普段そこまで仲良くない子、ほとんど話したことがない子だったとしても、社会人ですからあいさつはきちんとしましょう!
出勤した時は「おはようございます!」、帰宅する時は「お疲れさまでした!」。
あいさつをされて嫌な気持ちになる人はいないでしょう。
相手に悪い印象を与えないようにするためにも、あいさつは元気よくきちんとするように心がけましょう!
その2:給料の話は誰にもしない
キャバクラで給料の話はタブーのひとつとされています。
というのも、女の子一人ひとり、時給が違います。
その差は数百円どころか、数千円違うことなんてザラです。
また、売り上げが良い女の子には、お店から特別手当がもらえたりもします。
うっかりそんなことを話してしまったら、あっという間に広がってしまいます。
「あの子は私たちより時給が3000円も高いんだって!」なんて僻まれたら、ターゲットにされて“いじめ”の対象になってしまうリスクが高まってしまいます。
酔っている時に、うっかり給料の話をしてしまう女の子がいますが、気を付けてくださいね!
その3:彼氏の話はしない
彼氏の話をしないということも重要です。
特に待機中や更衣室で着替え中など誰もが聞いているようなところで堂々と話すのは辞めた方がいいと思いますよ!
キャバ嬢は、職業柄、同じ水商売の男性と付き合っている子も多いかと思います。
スカウトマンやホスト、ボーイさんなど水商売の男性と付き合っている場合は特に注意してください!
というのも、自分の彼氏のことを狙っている女の子が同じお店にいるかもしれません。
そうすると思わぬトラブルに発展してしまうこともあるのです。
以前、私の友達が片思いしていたホスト君がいました。
付き合ってくれるどころか、なかなかいい雰囲気になることもなかったので、逆に「絶対に落としてみせる!」とハマっていきました。
しかし、そのホスト君には彼女がいたのです。
何でわかったのかというと、私たちのキャバクラに入ってきてまだ間もない女の子が、待機中に大きな声で自分の彼氏について話していました。
「実は、私の彼氏、ホストしてて、R店で○○って源氏なんだけど~」
「お客さんに面倒くさい女がいるらしくて~」
などなど赤裸々に話していました。
その子に悪気があったわけではないと思いますが、その後、無視される対象になってしまったのは言うまでもありません。
余談ですが、私の友達の方はホスト君の売掛まで飛んでしまいました。
彼女も彼氏のホスト君も災難に見舞われてしまったというわけです。
“派閥”は悪いことばかりではない!?
キャバクラの“派閥”はいわゆる仲良しグループだというお話を先ほどしました。
つまり、この“派閥”があることによって仕事がしやすくなったり、頑張ろうという原動力が生まれたりすることもありますので、一概に悪いことばかりではないということも事実なのです。
同じ職場に仲の良い友達がいると仕事も楽しくなりますよね。
まとめ
キャバクラで“いじめ”の対象となってしまうと、お店で働きにくくなってしまうのは自分自身です。人間関係が悪くなった女の子同士は、その空気間が自然と周囲に伝わってしまうものです。例えば、団体のお客様の席に仲の良くない女の子同士が付いた場合、お客様にもそのマイナスな空気は伝わることもあるかもしれません。
そうすると、ドリンクがもらえなかったり、場内指名が取れなかったりと自分自身の売り上げが少なくなってしまうことにも繋がってしまいます。
キャバクラは学校ではなく、あくまで職場だという意識を忘れずに、誰とでも円満な人間関係を築く努力をしましょう!
今回は、キャバ嬢の派閥やいじめについてお話させていただきました。
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