これからキャバクラで働こうと考えている方は、「爆弾」と呼ばれる行為がどういうものか知っておく必要があります。キャバ嬢にとって重大な問題になる行為になるので、働く前に必ず知っておくべきことの一つです。
この「爆弾」という行為は、業界に入ったばかりのキャバ嬢がやってしまうことが多く、お店の中で信用がなくなってしまうことになりかねません。
この記事では、この「爆弾」行為について紹介していきます!
キャバクラでの「爆弾」行為とは?
「爆弾」とは、キャバクラ業界において禁止されている、やってはいけないことを指します。また、禁止行為を行うキャバ嬢のことを「爆弾」と言うこともあります。
「爆弾」行為をしてしまうと、同僚のキャバ嬢との関係が崩れてしまったり、お店との信頼がなくなり、最終的にはお店に居られなくなってしまうかもしれません。
新人とはいえ「知らなかった」では済まされない事態になりかねないので、気を付けて行動していきましょう。
「爆弾」行為をしてしまうとどうなる?
それでは、爆弾行為をしてしまうとどうなるのでしょう?
業界における禁止行為であれば、クビなどの重い罰則を想像してしまいそうですが、爆弾行為に対する罰則は特に決まっていません。
ですが爆弾をした場合、間違いなく立場が不利になってしまいます。
お店との信頼関係やほかのキャバ嬢との関係が壊れてしまい、働きづらくなった結果、お店を辞めてしまうことも少なくありません。
具体的な「爆弾」行為を紹介!
ここからは、具体的な爆弾行為を紹介します。
うっかり「爆弾」をしてしまわないようしっかり予習し、無意識に爆弾をしてしまわぬよう注意しましょう。
①他のキャバ嬢を指名しているお客様との連絡先交換
キャバクラにおいて、お客様と連絡先を交換するのは問題のない行為ですが、すでに他のキャバ嬢を指名しているお客様であれば注意しましょう。
「指名を変えさせようとする(奪う)行為」とみなされ、「爆弾」として扱われることとなります。
お客様の指名がかぶった場合、他のキャバ嬢がヘルプに入ることになりますが、その際にお客様から気に入られることもよくあることです。ですが、「お客様を奪った」と他のキャバ嬢から勘違いされ、確実に問題になってしまいます。
キャバクラに慣れていない方から、悪気なく聞かれるかもしれませんが、名刺を渡しただけでも爆弾になるので、しっかり頭に入れておきましょう。
②他のキャバ嬢を指名しているお客様と外出する
他のキャバ嬢を指名したお客様と同伴するのはもちろん、約束するのもやってはいけません。お客様の気が変わってしまう可能性があるため、お客様を奪うことになってしまいます。
仕事上、お客様がさまざまな嬢に気移りしてしまうのは仕方のないことですが、すでに嬢を指名しているお客様に連絡先を教えるような行動は止めましょう。お客様を奪うようなキャバ嬢だというように見られてしまえば、トラブルなどがあった際に助けてくれるキャストが居なくなってしまうかもしれません。
③他のキャバ嬢を指名したお客様と枕する
枕営業は、キャバクラ業界において絶対にやってはいけない爆弾行為の一つです。
新人キャバ嬢は思うような指名や売上を得られず、つい出来心で……ということもあるかもしれませんが、決してやらないようにしましょう。
「枕営業をしているお店だ」と評判や信用が落ち、お店やスタッフに大きな迷惑をかけることになります。
また、キャバクラ業界は横のつながりが強く、お店を辞めて新しいお店へ移っても伝わってしまう可能性も少なくありません。
④ヘルプ席で注文をねだる
最も爆弾行為が起こりやすいのが、ヘルプ席に入っている時間です。
特に雰囲気が盛り上がっているときは注意しましょう。気の緩みからドリンクをねだってしまうかもしれません。あくまでもヘルプであり、サポートだということを忘れずに接客しましょう。
お客様からなにか飲むよう勧められた場合は注文しても問題ありません。
また、ヘルプ席ではお客様から軽い調子でアフターや店外デートを誘われることもあるので、うっかり了承しないよう、注意が必要です。
⑤ヘルプ席で指名キャバ嬢の影口を言う
キャバ嬢以前に人として当たり前のことですが、指名のキャバ嬢の悪口を言うのもいけません。来店してくれるお客様と良好な関係を続けるために努力し、自分を良く見せることは、どのキャバ嬢もやっていることです。どんな事情があっても、お客様には他のキャバ嬢を貶すようなことは絶対に言ってはいけません。
また、キャバ嬢の個人情報の漏洩にも気を付ける必要があります。年齢や家族構成、趣味などもキャバ嬢によっては隠しているかもしれません。
他のキャバ嬢を下げるのではなく、自分を成長させることでお客様から指名されるよう努力しましょう。
⑥無断で他店に移籍する
お店にとってキャバ嬢は、一人一人が大切な商品です。何の相談もなく居なくなってしまえば、非常に困ってしまいます。基本的にキャバクラは、お店ではなくキャバ嬢に対してお客様が付くことになります。なので、多くのお客様が付いているキャバ嬢が別のお店に移籍してしまうと、お客様が他のお店を選んでしまい、その分の売上が減ってしまうことになります。
キャバクラをはじめ、このような業界ではお店の移籍はたいへんデリケートなものであると考えましょう。ステップアップや待遇を上げるためにお店を移籍するとしても、必ず現在のお店に相談した上でお互いが納得し、スムーズに移籍できるようにしましょう。
⑦お客様に対して失礼となる行為
キャバクラはお客様を楽しませる場です。お客様に対して失礼な行動や、不快にさせるようなことをしてはいけません。例えば言葉づかいや態度が悪かったり、爪や髪の毛などの手入れを怠った状態でお客様の前に出るのは失礼に当たります。
また、ドリンクはお客様がごちそうしてくれるものです。口をつけずに残すのはたいへん失礼なので、できるだけ避けたいところです。ですが、無理をするとお客様やお店に迷惑がかかってしまうので、フェイクアルコールやノンアルコールなどを使い工夫して接客しましょう。
爆弾以外にもある!キャバクラでやってはいけない行為!
「爆弾」と呼ばれる行為以外にも、キャバクラではやってはいけないことがあります。
こちらもお店に迷惑をかけてしまったり、お客様に対して失礼な行為となるので注意しましょう。
①地雷行為
「地雷行為」は、お客様の話を聞かずに自分だけが楽しむ行為を言います。お客様を楽しませず「二度と指名したくない」など言われないよう、話を引き出す立場を忘れず接しましょう。
②他店との掛け持ち
お店の指示で系列店を掛け持ちをすることがあるかもしれませんが、それ以外のお店はライバル店です。掛け持ちが発覚した場合は解雇されてしまったり、その地域の中で働けなくなるように情報が共有されてしまうこともあります。
まとめ
今回は、キャバクラ業界でやってはいけない「爆弾」行為を紹介しました。
キャバクラをはじめとする夜職業界では業界特有の決まりがあり、慣れていない新人キャバ嬢が無意識に爆弾行為を行ってしまうことが非常に多いです。どんな事情があっても、爆弾行為をしないようしっかりと把握しておくと安心ですね。