キャバクラでは通常のお店と違い、ハンドサインでスタッフ同士の会話を行うことがよくあります。初めてキャバクラデビューするなら、頻繁に使うハンドサインはあらかじめチェックしておきたいもの。キャバクラのハンドサインをしっかり理解すれば、お仕事がスムーズに始められること間違いなし!
キャバクラではハンドサインを使って仕事をする!
営業中のキャバクラは、人の声や物音で常に騒がしいものです。そのため、オーダーや必要なものを頼む際に声が届きにくいことも……。そんな時、役に立つのがハンドサインです。
接客中に大声でスタッフとやり取りすると雰囲気が削がれてしまいますが、さっとハンドサインを使えればお客様との会話を途切れさせずに済み、お客様の気分を害すこともないでしょう。また、もしお客様に知られたくないことを伝えたい場合もハンドサインなら声を出さずに教えられるため、非常に便利なのです。
このようにハンドサインはキャバクラボーイとキャストの大事な連携ツールになるので、事前に覚えておくことで仕事をスムーズにこなせるようになるのです。
キャバクラで働くなら絶対に知っておきたい!必修ハンドサイン
実際にキャバクラでよく使われるハンドサインには、どんなものがあるのでしょうか。ここでは、下記のハンドサインを紹介します。ただし、店舗によってジェスチャーの差があるため、一例としてチェックしてくださいね。
①両手で雑巾絞りのようなポーズをする→【おしぼりをください】
②爪同士を擦り合わせる→【冷たいおしぼりをください】
③両手を開くポーズ→【メニューをください】
④両手の指でバツを作る→【会計してください】
⑤手で丸を作る→【灰皿】
⑥親指と人差し指でLを作る→【ゲストタンブラーを持ってきて】
⑦親指と人差し指でコの字を作る→【レディースグラスを持ってきて】
⑧手のひらを軽く上から下に押さえるポーズ→【場内指名】
⑨アロハポーズ→【アイスを持ってきて】
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①両手で雑巾絞りのようなポーズ【おしぼりをください】
おしぼりのハンドサインは、両手をグーにして雑巾を絞るサイン。普段使う動きがそのままハンドサインになっているのでわかりやすいですよね。
基本的には暖かいおしぼりが出てきますが、状況に応じておしぼりの種類を使い分けられるのが気遣いのできるキャバ嬢。夏になると、冷たいおしぼりを欲しがるお客さんが増えてきますし、先回りして冷たいおしぼり(業界用語では「つめしぼ」と言います)を用意するのもオススメ。
②爪同士を擦り合わせる→【冷たいおしぼりをください】
つめしぼは、爪同士を擦り合わせるハンドサイン。「冷たい」の「つめ」と「爪」の「つめ」をかけているんですよ! わかりやすいですよね♪
使い終わったおしぼりは、三角形にたたんで机の角に合わせて置いておきましょう!
③両手を開くポーズ【メニューをください】
メニュー表のハンドサインは、両手を合わせてそのまま左右に開く動作。「本」のジェスチャーと同じですね。お客様がボトルやフードをオーダーしたい時に使うポーズです。
キャバクラでは、お店によってはメニュー表が置いていないことがあります。常連のお客様の場合はあまりメニューを求められることもないと思いますし、定番ドリンクだけであればメニューを見ずに頼むことも簡単ですから、それほど使用頻度は高くないかもしれません。
ただ、キャバクラに慣れていないお客様や、新規のお客様の場合にはメニューを使うことももちろんあります。そんな時に焦らないよう、覚えておくようにしましょうね。
④両手の指でバツを作る【会計してください】
お会計のハンドサインは両方の人差し指で×(バツ)を作ります。チェックやおあいそと呼ぶこともありますよね。飲食店共通のサインなので、知っている方も多いのではないでしょうか。
お客様にとって「もう帰る合図」となるため、黒服(スタッフ)には、こそっと見せるのが基本です。
⑤手で丸を作る【灰皿】
灰皿のハンドサインは、両方の親指と人差し指で大きな丸を作るイメージ。キャバクラではキャバクラでは吸い殻が1~2本溜まったら灰皿を交換するのがマナー。喫煙者の方も多く来店されるので、忘れない様にしましょうね。
⑥親指と人差し指でLを作る【ゲストグラスを持ってきて】
ゲストグラス(お客さん用のグラス)を提供して欲しい時に使うハンドサインです。お客様が抜きものと呼ばれるボトル・シャンパン・ワインをオーダーされたときに使用します。お客様が使うグラスが何かの事情で汚れたり、テーブルになかったりする時にも使います。
⑦親指と人差し指でコの字を作る【レディースグラスを持ってきて】
女の子のグラスのサイズが小さいため、ハンドサインでも同じように「小さいグラス」を指で表現しています。親指と人差し指のみを使い、他の3本は閉じておきましょう。カタカナの「コ」や、英語の「C」を意識するといいですね。
⑧手のひらを軽く上から下に押さえるポーズ【場内指名】
場内指名のハンドサインは、両方の手のひらを軽く上から下へ振り下ろします。グーの状態から人差し指のみを出し、曲げた状態で下を指すこともあります。「この場に残ります」ということを伝えるイメージを伝えられればOK。
⑨アロハポーズ【アイスを持ってきて】
アイスを表現するハンドサインは、親指と人差し指をピンと立てて残りの指を折り畳む「アロハポーズ」。「電話」のサインにも似ていますね! キャバクラの接客ではアイスは必須。テーブルにセットしてある氷がなくなりそうな時にさっと使って、お客様を待たせないようにしましょうね。
まとめ
いかがでしたか?
キャバ嬢として働く上で、多くのハンドサインが飛び交っているのが分かったのではないでしょうか。今回紹介したもの以外にも、お店だけの独自のサインがあることもあります。働く前に覚えておくのももちろん役に立ちますが、働きながら覚えていくのもいいでしょう。
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