緊急事態宣言が明けて数ヶ月、ナイト店舗が営業を再開し少しづつ街が賑わいを取り戻しつつあります。
従来のスタイルを大きく変更する事となったナイトワーク業界で働く女の子達は、
- どのような店舗なら安心して働けるのか
- 店舗のコロナ感染防止対策は何を行なっているのか
- コロナ禍でのキャスト採用についてどうなっているのか
など、知りたい事が沢山あるのではないでしょうか?
この度、LuLINE編集部は、コロナ禍においてなお、売上が好調と評判の六本木・FABRIC LOUNGE TOKYO(以下、ファブリック六本木)さんにお邪魔し、現店長である高橋さんにお伺いしたインタビューを元にコロナ禍におけるナイト業界のあり方をお伝えします!
※ インタビュー時、録音の兼ね合いでマスクを一旦はずして頂いておりますが、ソーシャルディスタンスを含め、充分感染防止に配慮し、インタビューを実施しております。
コロナ禍でもファブリックが好調な2つの理由!
どの業界も厳しい状況のコロナ禍において、好調に売上を伸ばし続けていると話題のファブリック六本木は、言わずと知れた六本木を代表する超高級有名店です。
六本木最大級の4階層に渡る箱を構え、それぞれのフロアは高級感と落ち着きを感じさせるこだわりの内装が施され、キャスト・従業員だけでなく、足を運ぶお客様までも質の高い最高峰のキャバクラ店です。
また、ファブリックグループとしては、六本木だけでなくハワイにも店舗を構えていて、2019年8月には新宿・歌舞伎町に内装費用3億円をかけた超大型店舗をOPENさせるという凄まじい勢いのグループ!
そんな破竹の勢いを見せるファブリックグループ、その中心である六本木店の現店長・高橋さんに、コロナ禍で好調な理由とその要因を伺いました。
コロナ禍という状況にも関わらず、我々も「まさかここまで」と驚くほど好調な営業再開ができたこと、心より感謝しています。
4月〜5月上旬の緊急事態宣言中も、こういった状況を逆にチャンスと捉え、従業員一同がより一層グループの方針を意識し強化したことで、ありがたい結果に結びついたのではないでしょうか。
自粛期間中も、組織強化期間として、従業員や女の子達とのコミュニケーションで各々の不安を払拭し「より良いお店作りとは何なのか」という意識統一を行なっていました。
ファブリック六本木が好調な要因① お客様1人1人へのより一層の感謝を込めたおもてなし
これは、ファブリックというグループが最も大切にしている方針です。
コロナ禍の厳しい時期だからこそ、全てのお客様に対してより一層の感謝を込めた最上級のおもてなしを意識して日々営業に取り組みました。
ファブリック六本木が好調な要因② 妥協しない人材集め・女の子が働きやすい環境保持
そんな状況下で、我々ファブリックグループでは逆に「女の子を増やす」ことに注力し、常に40〜50人以上のキャスト出勤数をキープすることを意識しておりました。
また、女の子が働く環境として、出勤調整もせず、待遇面や条件面は一切変える事をせず積極的に募集・採用を行いました。業界全体を通して労働条件が徐々に悪くなる中、ファブリックだけは以前と変わらない「女の子にとって働きやすい環境」の保持を徹底していました。
女の子たちの金銭的な不安を除けますし、その分、接客の質もあがるので、その瞬間維持するのはコスト的に大変ですが、ファブリックブランドとしては採用面でブレることはありませんでした。
ファブリックが実施する徹底した具体的な「コロナ感染防止対策」
コロナへの感染を心配せず安心して働く事ができる環境は、今ナイトワークで働く女の子たちにとって必須の条件です。
ファブリック六本木の店舗を見渡すと、至る所に施されている「コロナ感染防止対策」に圧倒されます!
ファブリック六本木が行なっている主なコロナ感染防止対策一覧
- 検温(毎回の検温に加え、1人1人の小さな変化を見逃さないよう全従業員の平熱を全て台帳化して管理)
- アルコール除菌
- マドラーやグラスの使い分け
- 光触媒で店内の消毒コーティング
- アクリルパーテーションの設置
- 3週間に1度の抗体検査(全従業員対象・完全収束まで定期実施・陰性証明書は全て店舗で保管)
- お客様に対し体調確認アンケートの実施
お客様への体調確認アンケートに関しても、拒否される方はほとんど居らず、皆様積極的に記入してくださいます。
どこよりも素早い判断が万全のコロナ感染防止対策を叶えた
どこの店舗よりも早めに営業を自粛し、その期間にできる限りのコロナ感染防止対策を準備して、自粛が明けた時には万全の体制でスタートダッシュが切れるようにしました。
ファブリックとしては、とにかく来て頂いたお客様一人一人に対して安心して満足して飲んでもらう事を徹底するだけです。その姿勢が少しでも他の店舗や業界に影響を与えられたら、世間の目も変えられるかもしれないと期待しています。
魅力的なキャストが集まるファブリックグループの気になる「採用基準」について
ナイト業界をコロナの波が襲い、キャストの女の子にとってまず不安に思った点は採用・雇用に関しての問題ではないでしょうか?
売上が好調である要因としても上がっていましたが、ファブリックグループはコロナ禍においてもキャスト採用の基準・条件を変える事なく運営を行なっていたそう!
この厳しい状況下でそのような採用を行った店舗はあまり多くは無かったと思います。
常に高い基準のキャストを揃えるファブリックの採用面についても伺いました。
むしろ、コロナの時期だからこそ、あえて従業員・女の子共に採用基準を上げていました。
これはオーナーの考えなのですが、このような苦しい時をチャンスに変える為に、厳しい状況下だからこそどこの店舗より高い水準を目指し続けることが重要だ!といつも言われています。
どんな時でもファブリックというブランディングに相応しい人材採用に関しては徹底しています。採用に関して一貫したスタンスをとっていましたので、5〜7月のコロナで厳しい状況下でも優秀なキャストを複数迎えることができました。
仮に女の子の人数が足りないといった場合でも、その採用基準が下がる事はありません。
ファブリックとしてのブランディング、そして、何よりお客様からけして安いとは言えない単価を頂いてる以上、基準を崩す事はありません。
もしキャストが少なくてお客様を入れられない場合、あえてお客様を入れないという考えで動いています。
ファブリックは何よりもお客様の評判や口コミを重視しているので、キャストに関しては一切の妥協を致しません。
ほとんどの女の子が夜の仕事一本で、プロ意識が高く、一生懸命に働いています。
日々向上心高く頑張っている女の子が多いと、後から入った女の子も感化されて伸びてゆくのです。
ランキングなどの相乗効果で売上を目指す手法も一つの戦略ではあると思うのですが、ファブリックではトラブルなどのデメリット部分を考え、あえてその手法は取っていません。
唯一の1位を目指すのではなく、女の子1人1人がそれぞれの目標を作り、それぞれ達成していく事が重要だと考えています。
全ナイト業界が必見!ファブリックグループ「今後の展望」とは?
徹底した経営体勢を貫き、常に高水準の人材を集め、どんな状況でも高みを目指し続けるファブリックグループ…!
このコロナ禍において、更に上昇し続けるファブリックグループは、今後の新しい時代をどのように進んでゆくのでしょうか!?
まず、ハワイ店は今後のファブリックブランドを大きく広げて行くための重要な役割を担っていますので、まだまだコロナの影響下にあり落ち着かない状況ですが、ある程度落ちついた際には更にパワーアップさせて展開して行く予定です。
歌舞伎町店は1年前に新しくできたばかりですが、元々六本木店で働いていた従業員達でスタートさせたという事もあり、ファブリックグループの大元である六本木店の考え方や方針を濃く引き継いで経営をしています。
歌舞伎町店の特注シャンデリアは一見の価値がありますよ!
創業OPEN時から掲げている「六本木で圧倒的1番のキャバクラ店舗作り」をしていくことにつきます。
1番とは、売上ももちろん大事ですが、「どれだけ多くのお客様に支持されるか」を追い求めるということです。六本木で流行ってるキャバクラといえば「ファブリック」と皆さんが口を揃えて言ってくださるように、もっともっとファブリックの可能性を引き上げていきますし、攻めの姿勢で取り組んで参ります。
厳しい状況になってしまったからこそ、まずは良い従業員を集め、良い女の子を集め、良いお客様を集める…「人集めのプロ」として更に邁進して行けたらなと考えています。
ナイト業界に関わる者として、これからの時代、業界を更に飛躍させるモデルケースとして、ファブリックグループ様の姿勢がもっともっと世に広まる事を切に願っています。